おはようございます。秋田イモビサービスの鎌田です。
本日は黄砂が酷いようですね。
花粉に黄砂、屋外作業には辛い時期です。
でも、気温が上がってきましたので何かするならいい時期ですね。
さて、今回はいつもお世話になっております、中古車販売店様からのご依頼です。
しばらく前から相談を受けていまして、リスクがある為、作業としては行わないと思っていましたが、作業せざるお得ない状況になったようで、行いました。
内容としましては、BMW F30のATトランスミッションが故障したそうです。
それも、トランスミッション内の機械的故障とメカトロニクス(TCU)故障の両方です。
機械的故障は内部で異音がするそうです。
メカトロニクス(TCU)故障は内部でショートしているようで、ヒューズを取り付けた瞬間にヒューズが飛ぶ状態との事でした。
新品トランスミッション交換をBMWディーラー様に見積もりをしてもらったところ約150万円のお見積りだったそうです。
かなりの高額修理の為、中古トランスミッションへの交換も検討したようですが、中古トランスミッションは前の車両のイモビライザーデータが入っている為通常取り付け出来ません。
その為、当方へご相談を頂いたという感じです。
しかし、当方でもこんな作業は行った事がありません。
出来る可能性があるのは前々から知っていましたが、全てが出来る訳でない為、中古トランスミッション次第という運に頼らざるお得ない事情がある事をお伝えしました。
中古車販売店様はそれでも構わないので作業してみてほしいという事でしたので、中古トランスミッションの届く日時に合わせて行ってきました。
車両はこんな感じの3シリーズです。画像はWikipediaより引用。
中古トランスミッションです。
ZF社製の8速ATです。
車両に載せないこの状態でイモビライザーデータの初期化作業を行いますが、そのままではオイルパン内の電動ポンプが電気を食い過ぎるため、電動ポンプのコネクターを外して作業していきます。
作業を始めます。
上手く行かなければ、この中古トランスミッションが無駄になる可能性もある為、緊張します。(中古トランスミッションと言えど安くはありませんので。)
10分ほどで、問題なくイモビライザーデータの初期化が完了しました!
ただ、本当に完了したのかは、動くまで分かりません。
この後は、自動車販売店様にお任せします。(当方は自動車整備は行っていませんので。)
中古トランスミッションを車両に載せました。
オイルを入れて、おまじないの作業を行います。
自動車販売店様にトランスミッションのプログラミングやコーディングを行って頂きます。
そうすると、トランスミッションのコンピュータからエラーが消えました。
エンジン始動して、シフトをDレンジに入れると。
タイヤが回りました!(嬉しすぎて写真を撮り忘れました。)
ちなみに、何もしないで中古ミッションを載せただけではDレンジにすら入らないらしいです。
無事作業完了です!
こちらの自動車販売店様には年に1回程、大きな課題を出して頂いているのですが、今年はこれでしたね。
次にどんな課題が来るか、毎回ドキドキしていますが、頑張りますのでまた何かございましたらよろしくお願い致します。
この様な作業は、基本的にはお受けしていませんが(リスクもある為)、車両の詳細情報や内容、業者様のプログラミングやコーディングの関する技術も必要ですので、それらを総合的に見て判断致します。
お困りでしたら、ご相談下さい。
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