おはようございます。秋田イモビサービスの鎌田です。
天気も良く気温も暖かく、ドライブにでも行きたい季節になりました。
車弄ったりするのが趣味なので、そちらも色々やって行きたい今日このごろです。
さて、今回は個人のお客様から珍しいご依頼です。
「V36 スカイラインのECU交換を行うとエンジンが始動しないのですが、なんとか出来ますか?」
と2週間程前から相談を頂いておりました。
詳しくお聞きすると、中古のエンジンECUを購入して、それを県外のチューニングショップにROMチューン依頼で送り、届いたのと交換するとエンジンが始動しないという内容でした。
そうですね。エンジンECUとイモビのデータ入ってるコンピュータとの整合性が取れなくなるのでエンジン始動しないと思います。
どうやら日産ディーラー様にも聞いてみたようですが、保証の関係で作業をして貰えなかったようです。
出来るかどうか作業してみないと分かりませんが、という感じでご依頼を受けました。
そして、わざわざ事務所に来て頂きました。ありがとうございます。
綺麗に乗られていますね。ピカピカです!
これがチューニングしたECUですね。
N-TEC様は私も存じ上げております。
昔と違い今のコンピュータチューンは純正書き換えが殆どですからね。
他のコンピュータとの協調制御の関係上別のフルコンに載せ換えも簡単じゃないですから。
作業はまずエンジン始動する元のECUから必要な情報を吸い出して保存しておきます。
次にECUをチューニングしたECUに交換します。
そして、インテリジェントキーを再登録します。
すると・・・
無事エンジン始動しました!
インテリジェントキーの電池残量不足で警告出てますね。
そして、元のECUから吸い出した情報をチューニングECUに書き込みします。
診断機で全システムのチェックするとECUにアイドリング制御の故障コード入ってます。
それはそうですね。チューニングECUが元々載っていた車とアイドリング時の吸入空気量が変わっていますので。そのせいでアイドリングのエンジン回転数が高いです。
なのでアイドリング時の吸入空気量の学習作業を行います。
診断機で行おうと思いましたが、なかなか条件で弾かれ上手く出来なかったので手動で急速TAS学習を行います。
手順があるのですが、間違えずに1発で学習モードに入りました!
急速TAS学習後はアイドリング回転数も正常値になり、故障コードも全て消えました。
という感じで作業完了です!
再登録したインテリジェントキーです。
2つは元々車に付いてた鍵で、もう1つは中古のECU購入時に付いてた鍵です。
3つとも問題なく動作します。
無事チューニングECUでエンジン始動出来るようになり、良かったです!
実はチューニングECUと入れ替えした際、ECUの故障コードがロックモードになっていたので大丈夫かと心配しましたが、何とかなってくれて良かったです。(多分、チューニングECUが届いてお客様が入れ替えを行い何度かエンジン始動を試みた際にロックモードに入ったと思います。)
お客様、大変勉強になる作業をさせて頂きありがとうございました!
また何かありましたらよろしくお願い致します。
こういったあまり無い作業も、内容によっては頑張らせて頂きます。
2019年7月30日追記
本作業は、車両とキーがセットで必要となります。
ECU等を郵送で送っての作業は出来ませんので宜しくお願い致します。(日産車の場合)
追記終わり
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