おはようございます。秋田イモビサービスの鎌田です。
もう2025年が終わろうとしています。
12月も忙しくあっという間でした。
さて、今回はイモビライザーは関係無いのですが、珍しい事例にあたったので投稿します。
「鍵がイグニッションシリンダーから抜けないのですが。」
2日前に作業したお客様から鍵が抜けないと連絡がありました。
JAF様から鍵を紛失してしまったお客様の車をレッカー移動しようとしましたが、レッカーが出来ない場所にある為、鍵の作製出来ますか?とお話があり、作業したLA300S系のミライースです。
キーフリーではなく、キーレスキーのイモビライザー無しのタイプでした。
2日前に作業したときは何も問題なく、鍵を作製して、ドア、イグニッションのシリンダーの動作にも何も不具合を感じませんでした。
お客様は鍵がOFFの位置に戻らないとの事でした。エンジンは止められて、電源もギリギリ切れる位置で止まるとの事です。
鍵はOFFに戻らないだけで、エンジン掛けるのは問題なく回るそうです。
行って見てみないと分かりませんので、行って来ました。

LA300S系のミライースです。(画像はWikipediaより引用)

2日前に作った鍵がこの位置からOFF側に回りません。
エンジンを掛ける方には何の問題もなく回ります。
ミッションはオートマ車です。ちゃんとパーキングには入っています。
パーキングに何度も入れ直したり、鍵をガチャガチャしてもOFFの位置には回りません。

コラムカバーを外して、イグニッションシリンダーに繋がっているシフトロックリリースケーブルを外してみましたら、OFFにすんなり回りました。

鍵もすんなり抜けました。
この状態ですと何も問題なく鍵は回りますし、抜けます。
シフトロックリリースケーブルはシフトレバーがパーキングに入っているかどうかをイグニッションシリンダーに伝えるのですが、色々見ているとパーキングに入ったときに伝わる動作が全く伝わっていません。
2日前に鍵を作製した時は、全く問題なかったので、この2日間の間にたまたまこのケーブルが壊れたとしか言いようがありませんでした。
お客様へ状況をお見せしながら説明したところ分かって頂けましたので、車屋さんの方で修理して貰うことになりました。
という事で、車側の問題という事で当方の作業は完了です。
たまたまですが、鍵の作業のタイミングで車両側に別の不具合が発生するのは今後もありえますので、慎重にならないとですね。
イモビライザーの作業ですと、元々車両のコンピュータに不具合を抱えている場合は、作業によってはトドメをさす場合がありますので、事前チェックで出来るだけリスク管理しないといけませんね。
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