平成27年 トヨタ アルファード 中古純正エンジンスターターリモコン登録とセットアップ


おはようございます。秋田イモビサービスの鎌田です。

作業車のバッテリーを交換しました。

新車から3年になるのですが、そろそろ弱って来始めているので何か起こる前にと予防の意味での交換です。

他にもサブバッテリーも積んでいるのですが、そちらは気軽に交換できる値段では無いのでもう1年頑張って貰いたいです。

 

さて、今回は個人のお客様からのご依頼です。

「30系アルファードなのですが、中古にてトヨタ純正のスマートキー一体型タイプのエンジンスターター一式を購入して取付ました。トヨタディーラーでは中古品との事で、セットアップを断られたのですが、セットアップできますか?」

スマートキー一体型タイプのは、まだ作業した事はないのですが、多分大丈夫だと思うので、「お車に適合しているもので、壊れていなければセットアップ出来ると思います。」とご返事したところ、ご依頼となりました。

ただ、この方山形県からいらっしゃるとの事で、かなり遠方からいらっしゃいます。

もし、来て頂いたのにセットアップ出来なければ・・・と考えると私も不安でした。

 

後日、お客様がいらっしゃいまして、早速作業をしてみます。

まず、スマートキー一体型のエンジンスターターリモコンですが、これが中古だとディーラーではスマートキーの登録が出来ません。

スマートキーの初期化を行って、普通にスマートキーの登録を行います。

この作業は問題なく出来ました。

続いて、エンジンスターターのコンピュータを設定します。

診断機で設定するのですが、どうやってもエンジンスターターのコンピュータにアクセス出来ません。

お客様とエンジンスターターのハーネスの配線を見ていると、カプラーオンするだけのコネクター5ピンの配線の内3ピンしか車両側に配線がありません。

2ピン分の配線が何なのか調べて行くと、CAN通信線でした。

CAN通信は他の各コンピュータ類との通信以外にも設定する為の診断機との通信でも使っています。

それが繋がっていないのですから、コンピュータにアクセス出来なかったようです。

この日は残念ながらこれでお客様は帰られました。

折角山形から来て頂きましたが、どうやら車両に適合しないハーネスのエンジンスターターを購入してしまったようです。

 

そして、後日お客様からCANの通信線も別から延長して繋いだので、再度作業してみて頂けますか?と連絡がありました。

これでダメなら諦めますとの事です。


また来て頂きました!


一番左が中古の純正エンジンスターターリモコン(スマートキー一体型)です。

一番右の社外エンジンスターターを使っていたようですが、別体式なのが嫌だったようです。

純正品ですと、それ以外にも色々な機能が付いていますものね。

 

そして、再度診断機でエンジンスターターのコンピュータにアクセスしてみると。

アクセス出来ました!ちゃんと通信出来ています。

エンジンスターターの設定を行うと、

ちゃんと純正エンジンスターターが使えるようになりました!

これに関しては動画でも撮らないと伝わらないと思うので、写真は撮っていません。

ちなみにスマートキー一体型なので単体でスマートキーとしても問題なく使用できます。

エンジンも問題なく始動しています。

お客様は大変喜ばれておりました。

新品でディーラーで購入すると工賃入れて8万円程するようです。

お客様は趣味が車弄りのようで、配線の処理もバッチリ綺麗にされておりました。

二度も山形から来て頂き、本当にありがとうございます。

ご依頼、ありがとうございました!

 

こういった事例は殆ど依頼がありませんが、配線等をご自分でちゃんと作業出来る方であれば、トヨタ車で内容によっては対応出来ると思います。(当方で配線作業は致しません。)

お困りでしたらご連絡下さい。

 

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