おはようございます。秋田イモビサービスの鎌田です。
日々、暑い中の作業を何とかこなしております。
秋田では昨日から竿燈まつりが始まりました。
皆様も熱中症に気をつけて夏を満喫して頂きたいと思います。
さて、今回は隣県の自動車整備工場様からのご依頼です。
「ゴルフ6なのですが、キーレスが使えなくなってしまい。修理しようとしたところ、エンジンすら始動出来なくなってしまいました。直せますでしょうか?」
車両情報やキーレスの修理で何を行ったか等を詳しく聞いて行きます。
そうすると、元々エンジン始動するキーの基盤上のイモビライザーのコイルをイモビライザーチップだと思いハンダ作業で取り外し、他の中古基盤に載せ替えたとの事でした。
残念ながら、元々エンジン始動する基盤はコイルを取り外す時に切断してしまっていて、最早使えない状態でした。
一度、その基盤や中古で用意した基盤を郵送にて送って頂き修理出来ないか作業してみました。
かなり細かく、ルーペで見ないと見えない位細かったのですが、ようやくイモビライザーのIDが読み出せるようになりました。
エンジン始動するかを確かめる事と、エンジン始動したらイモビライザーのクローンを早急に作成した方が良い事、更にキーレスも作成出来るか作業してみる旨を整備工場様にお伝えし、一度伺う事にしました。
この時はエンジン始動してすんなり事が進むと思っていました。
ゴルフ6です。正確にはヴァリアントの方です。
早速、修理した基盤を使い、エンジン始動を試みます。
しかし、何度やっても始動後直ぐにエンジンが止まってしまいます。
イモビライザーが働いている症状です。診断機で見てもイモビライザーのエラーが入っています。
残念ながら基盤の修理では直らなかったようです。
この時点で、エンジン始動出来る鍵は無いので、つまり紛失状態です。
唯一、イグニッションやドアの鍵穴を回せるだけの鍵がある状態です。
さて、困りました。ゴルフ6の紛失復旧はまだ作業を行ったことがありません。
でも、それも想定して下調べして来ています。
このゴルフだとメーターの種類等で難易度が変わります。
いくつか調べた方法を試します。
しかし、単純にOBDだけでの方法では無理そうです。
仕方がないので、更なる方法でゴニョゴニョ作業します。
そして、イモビライザーの登録を行うと。
エンジン始動しました!
そのまま、社外品のキーレスキーも作成してみます。
すんなり登録が入りました。
左が、作成したキーレス。右がスペアキーです。
イグニッションに差し込んで、回すと
エンジン、バッチリ始動しています。
スペアキーでも問題なく始動しました。
キーレスのロック、アンロック、リアハッチも問題なく動きます。
整備工場様に報告すると大変喜ばれておりました。
キーレスについては数年ぶりに使えるようになったようです。
その為か、運転席ドアのシリンダーはガタガタになっていましたね。
整備工場様、ご依頼ありがとうございました!
当方としても大変貴重な経験をさせて頂きました。
また何かありましたら宜しくお願い致します。
VW ゴルフ6のイモビライザーキー紛失も追加も対応可能です。
お困りでしたらご連絡下さい。
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“平成22年 VW ゴルフ6 イモビライザーキー紛失復旧” への1件の返信
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